一転して、國(guó)と製薬會(huì)社の責(zé)任を否定しました。肺がん治療薬、「イレッサ」の副作用で死亡したとして遺族らが國(guó)と製薬會(huì)社を相手に損害賠償を求めていた裁判で、東京高裁は「國(guó)と製薬會(huì)社に責(zé)任はない」とする一審とは逆の判斷を示し、遺族側(cè)の請(qǐng)求を退けました。
    「（判決で）『それは君たちの責(zé)任』 と言われたのに関しては、ものすごく悔しい面もあります」（遺族の近澤昭雄さん）
    この裁判は、肺がん治療薬「イレッサ」を投與された後に肺炎などで死亡した患者の遺族らが、國(guó)と製薬會(huì)社を相手取り「副作用についての注意喚起が不十分だった」などとして、損害賠償を求める訴えを起こしているものです。
    一審の東京地裁は、國(guó)と製薬會(huì)社、雙方の責(zé)任を認(rèn)めて賠償を命じていましたが東京高裁は１５日、まったく逆の判決を言い渡しました。
    「薬の添付文書に『肺炎の副作用で死亡に至る可能性がある』と記載していなかったとしても、合理性を欠いていたとは言えない」（東京高裁）
    國(guó)にも製薬會(huì)社にも「指示や警告上の欠陥があったとは言えない」として、遺族の訴えを退けたのです。
    ２００２年に申請(qǐng)から５か月という異例の速さで認(rèn)可され、一時(shí)、「夢(mèng)の新薬」ともてはやされた肺がん治療薬、イレッサ。しかし、認(rèn)可から半年で１８０人が重い肺炎などの副作用で死亡し、今年９月末までに８４３人の死亡例が報(bào)告されています。
    「２００２年當(dāng)時(shí)に服用された私たちのイレッサは、正當(dāng)であったのかどうかを私は訴えました。今年１月～３月の副作用による被害はわずか４人。私たちが裁判を起こしてから激減しました」（遺族の近澤昭雄さん）
    遺族らは「薬害が野放しにされる判決であり、到底受け入れられない」として、近く最高裁に上告する予定です。（15日17:14）
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