本文
ゴミの処理は多くの國で問題になっている。ほかの國にゴミを運んで、処理をたのむ場合もあるそうだ。日本でも最近、関東地方のある県が、遠く東北地方にまでゴミを運んで処理をたのんだが、話し合いがうまくいかなくて、まだ問題は解決していないそうである。特にビニールやプラスチックのゴミは処理が難しく、地中に埋めることが多いが、埋める場所も限界に近づいている。
最近の「広報東京都」に、「各家庭から出るゴミは、一人一人のちょっとした努力と気遣いで減らすことができます」という記事が出ていた。また、けさの新聞には、北海道のある町の場合についての投書が出ていた。ゴミを出す時は乾電池、生ゴミ、固形燃料など六種類に分けて出す。乾電池は市中の數(shù)か所にあるポストに捨てる。生ゴミは処理して、老人のための施設で燃料として使うそうである?!弗触撙蚣殼证堡瞥訾工韦?、最初はめんどうくさいですけど、そのうちになれてしまいます」と投書者は言う。
このような捨て方の工夫も大切であるが、ゴミをあまり出さないようにすることも必要であろう。買い物をするたびに包み紙を捨てなければならない。おくりものをもらうと、きれいな包み紙の中にまた箱や缶があって、結(jié)局、中のものと同じぐらいのゴミが出る。しかし、きれいな包み紙がなければ、商品は売れないのが現(xiàn)実だ?!敢蝗艘蝗摔闻Α工坤堡扦喜皇证扦ⅳ?。商品の流通機構そのものをかえなければ、ゴミ問題は解決しようもない。
會話
(一)
管理人(男性)と、マンションへ引っ越してきた女性の會話
女:あのう。
男:はい。
女:ゴミはどこへ出しますか。
男:地下にゴミ捨て場がありますから、そこへ出してください。
女:いつでもいいですか。
男:生ゴミや紙なんか、燃えるゴミはいつでもいいです。
女:はい。
男:でも、必ずバケツに入れて、ふたをしてくださいよ。
女:はい。
男:ふたをしないと、貓が中のものを出して食べますから。
女:はい、分かりました。
男:燃えないゴミ、プラスチックやなんかは、水曜日に建物の裏においてください。水曜日だけですよ。
女:はい。
男:空缶とかドンとかもね。
女:ええ。あの、乾電池は?
男:乾電池?
女:前にいた町では、乾電池を捨てるポストがいくつかあったんですが。
男:さあ、この辺にはないと思いますが。
女:ゴミは細かく分けて出したほうが、処理が楽なんですね。出すほうは面倒くさいですけど。
男:まあね。
女:物が豊かになって、ゴミが増えるから、処理がたいへんなんだそうですね。
男:そうですか。
女:お中元やお歳暮の時なんか、箱や包み紙がいっぱいになってしまって困りますね。
男:困りませんね。
女:え?
男:うちはもらわないから。
女:あ、そうですか。じゃ、また。
(二)
夫と妻がレストランで食事をしながら話している。
夫:あ、そんなに殘すの。
妻:うん、多いもの。
夫:そういうふうに殘す人がいるから、ゴミが増えるんだよ。
妻:じゃ、ゴミにしないために、苦しくても殘さないで食べなさいと言うの。
夫:ぼくはそうしている。
妻:だからふとるのよ。多い時は殘さなきゃだめよ。
夫:ゴミ処理は現(xiàn)代文明の大問題なんだ。ゴミを出さないように努力するのが、現(xiàn)代人の義務だ。
妻:じゃ、言いますけど、あなたがいつも買ってくるラジオやレコードやカメラはどうなの。
夫:どうって?
妻:買ってもあまり使わないんだから、ゴミと同じよ。うちじゅうゴミだらけよ。
夫:それなら、君の洋服だって同じだよ。安いからといって買ってもほとんど著ないんだからゴミと同じじゃないか。
妻:そのうちに著るわよ。
夫:いま著ないものはゴミと同じだから、全部捨てれば、うちが広くなるよ。
妻:あなたがおもちゃを捨てれば、わたしも洋服を捨てるわ。
夫:でも、あまり捨てると、市役所がゴミ処理に困るだろうな。
妻:そうね。じゃ、捨てないことにしましょう。
ゴミの処理は多くの國で問題になっている。ほかの國にゴミを運んで、処理をたのむ場合もあるそうだ。日本でも最近、関東地方のある県が、遠く東北地方にまでゴミを運んで処理をたのんだが、話し合いがうまくいかなくて、まだ問題は解決していないそうである。特にビニールやプラスチックのゴミは処理が難しく、地中に埋めることが多いが、埋める場所も限界に近づいている。
最近の「広報東京都」に、「各家庭から出るゴミは、一人一人のちょっとした努力と気遣いで減らすことができます」という記事が出ていた。また、けさの新聞には、北海道のある町の場合についての投書が出ていた。ゴミを出す時は乾電池、生ゴミ、固形燃料など六種類に分けて出す。乾電池は市中の數(shù)か所にあるポストに捨てる。生ゴミは処理して、老人のための施設で燃料として使うそうである?!弗触撙蚣殼证堡瞥訾工韦?、最初はめんどうくさいですけど、そのうちになれてしまいます」と投書者は言う。
このような捨て方の工夫も大切であるが、ゴミをあまり出さないようにすることも必要であろう。買い物をするたびに包み紙を捨てなければならない。おくりものをもらうと、きれいな包み紙の中にまた箱や缶があって、結(jié)局、中のものと同じぐらいのゴミが出る。しかし、きれいな包み紙がなければ、商品は売れないのが現(xiàn)実だ?!敢蝗艘蝗摔闻Α工坤堡扦喜皇证扦ⅳ?。商品の流通機構そのものをかえなければ、ゴミ問題は解決しようもない。
會話
(一)
管理人(男性)と、マンションへ引っ越してきた女性の會話
女:あのう。
男:はい。
女:ゴミはどこへ出しますか。
男:地下にゴミ捨て場がありますから、そこへ出してください。
女:いつでもいいですか。
男:生ゴミや紙なんか、燃えるゴミはいつでもいいです。
女:はい。
男:でも、必ずバケツに入れて、ふたをしてくださいよ。
女:はい。
男:ふたをしないと、貓が中のものを出して食べますから。
女:はい、分かりました。
男:燃えないゴミ、プラスチックやなんかは、水曜日に建物の裏においてください。水曜日だけですよ。
女:はい。
男:空缶とかドンとかもね。
女:ええ。あの、乾電池は?
男:乾電池?
女:前にいた町では、乾電池を捨てるポストがいくつかあったんですが。
男:さあ、この辺にはないと思いますが。
女:ゴミは細かく分けて出したほうが、処理が楽なんですね。出すほうは面倒くさいですけど。
男:まあね。
女:物が豊かになって、ゴミが増えるから、処理がたいへんなんだそうですね。
男:そうですか。
女:お中元やお歳暮の時なんか、箱や包み紙がいっぱいになってしまって困りますね。
男:困りませんね。
女:え?
男:うちはもらわないから。
女:あ、そうですか。じゃ、また。
(二)
夫と妻がレストランで食事をしながら話している。
夫:あ、そんなに殘すの。
妻:うん、多いもの。
夫:そういうふうに殘す人がいるから、ゴミが増えるんだよ。
妻:じゃ、ゴミにしないために、苦しくても殘さないで食べなさいと言うの。
夫:ぼくはそうしている。
妻:だからふとるのよ。多い時は殘さなきゃだめよ。
夫:ゴミ処理は現(xiàn)代文明の大問題なんだ。ゴミを出さないように努力するのが、現(xiàn)代人の義務だ。
妻:じゃ、言いますけど、あなたがいつも買ってくるラジオやレコードやカメラはどうなの。
夫:どうって?
妻:買ってもあまり使わないんだから、ゴミと同じよ。うちじゅうゴミだらけよ。
夫:それなら、君の洋服だって同じだよ。安いからといって買ってもほとんど著ないんだからゴミと同じじゃないか。
妻:そのうちに著るわよ。
夫:いま著ないものはゴミと同じだから、全部捨てれば、うちが広くなるよ。
妻:あなたがおもちゃを捨てれば、わたしも洋服を捨てるわ。
夫:でも、あまり捨てると、市役所がゴミ処理に困るだろうな。
妻:そうね。じゃ、捨てないことにしましょう。